錆びない結婚指輪についての深掘り
結婚指輪は錆びるから買っても意味がない?
「結婚指輪は無駄」と考える方は、少なくはありません。いろんな事情があるので一概には言えませんが、中には「結婚指輪を長年使うと錆びるのでは」と考える方もいらっしゃるでしょう。
結論を述べると、結婚指輪は錆びないようにできています。どんなに水に濡れていようが雨風に晒されようが、指輪はビクともしません。錆を気にして結婚指輪に対して不安を持っているのなら、何の心配もないので大丈夫です。
プラチナの結婚指輪は一応大丈夫だけど…
結婚指輪には色々と種類がありますが、多くはプラチナでできています。プラチナは耐食性に優れた金属で、指輪以外にも様々な場面で使われているほど。医療用器具や万年筆のペン先は、最たる例でしょう。
ただし、プラチナの中に含まれている割金が錆を発生させることがあります。割金とは、アクセサリーに加工しやすいように程よい硬さにするため用いられる金属のこと。プラチナは自由自在に変形させられるものの、却ってマイナスに作用する場合も。そこで他の金属を入れることにより、ほどよい硬さにしているというわけです。
要注意の割金
錆びやすい割金としては、銅・コバルト・銀の3種類が代表的なところでしょう。銅は10円玉で毎度おなじみのもの。しかし漂白剤に弱く、下手をしたら黒ずんでしまう代物です。またアレルギーも起きやすいので、注意が必要。コバルトも錆びやすい金属の代名詞で、しかもアレルギーのリスクが大変高くなっています。
安心できるのは銀ですが、油断は禁物。漂白剤につけると黒ずんでしまう恐れがあります。
錆びない結婚指輪を的確に選ぶには?
錆びない結婚指輪を的確に選ぶ上で抑えておきたいのは、プラチナの純度です。結婚指輪のどこかに刻印されているはずなので、しっかり確認しておきましょう。安全なものはPt999の完全無欠のプラチナです。割金は一切使われていませんが、市場ではほとんど出回っていません。
確実にいくのなら、Pt950のプラチナでしょう。高級ブランドが手掛けている結婚指輪によく使われる、タイプのものです。安価なものだとPt900が使われているものの、錆びる恐れが高いので要注意です。