結婚指輪は必ず左手薬指にみにつけなければいけないのか?
結婚指輪は左手薬指にはめるもの?
結婚指輪をはめるのは、左手薬指が定番です。左手薬指には、心臓と繋がる血管があるとされています。心臓は愛情の証であり、愛情の証と繋がるために左手薬指に身につけるのが習慣化されました。また左手薬指に身につけると、日常生活に支障がなく指輪を傷つけるリスクも少ないという理由もあるそうです。
ただ結婚指輪を左手薬指とは別の指にはめてもらっても、構いません。何かあるわけでもなければ、明確な決まりもないからです。
結婚指輪のルーツは?
結婚指輪のルーツは、古代ローマ時代に遡ります。当時の結婚は、愛する2人が結ばれるという形ではありません。家がメインで、個人は二の次になっていました。離婚となると、家の名誉が落ちてしまいかねません。結婚して二度と離れないようにするための証となったのが、結婚指輪でした。
結婚指輪のルーツは堅苦しいもので、現代の感覚とは距離感が離れています。しかし時代が進むにつれ、結婚指輪はロマンチックな意味合いになりました。
指によって意味が変わる
どこの指に結婚指輪をはめるかによって、意味が変わるそうです。右手の親指は「リーダーシップの発揮」、人差し指では「集中力や行動力の高まり」を意味します。中指は魔除け、薬指は心の安定。小指は魅力のアップです。右手に結婚指輪をはめるのならば、心の安定を意味する薬指がベストです。
左手の場合、親指は「信念を貫く」・人差し指は「積極性」です。中指は協調性や人間関係を意味し、薬指は愛の絆を深める意味があります。小指は恋のチャンスです。左手薬指とは別の指に結婚指輪をはめるのなら、親指が良いのかもしれません。
なお国によっては、意味合いが大きくかわります。ドイツ・オーストリア・ポーランドあたりでは、結婚指輪は右手薬指にみにつけるそうです。左手薬指には、婚約指輪です。また宗教にもよって、結婚指輪をはめる指はかわります。キリスト教では、左手薬指に結婚指輪が主流です。
なおインドや東南アジア一部地域では、足の指に婚約指輪をはめるそうです。